生産者インタビュー

お米

伊藤良子氏

伊藤 良子 氏三重県指導農業士連絡協議会 稲作部会

東員町神田地区は古くから米づくりが盛んだった地域。
米農家・伊藤良子さんはこの地で米づくりをしながら、
次世代の農家を育てる食農教育に携わるなど幅広く活躍されています。
そんな伊藤さんに、米づくりのこだわりや生産者としての想いについてお話しをうかがいました。

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農業従事者としてどのような取り組みをしていますか?
この一帯は稲作が盛んな地域で、昔ながらの形の不揃いな田んぼが広がっていました。それを私の父ら数名が発起人となって営農組合を立ち上げ、整地しました。いま耕作している14町の田んぼも、父が整地した土地です。父から10年ほど前に引き継いで米づくりに携わってきましたが、平成17年に認定農業者になり、県知事認定の指導農業士や農村女性アドバイザーとしても活動してきました。今年は東員町農業委員会の会長も務めています。毎日農作業に勤しむ一方、父と同じく地域全体の農業の活性化を図るべく、多くの農業従事者と関わりながら多方面の活動に携わっています。
米づくりへのこだわりは?
いまうちで育てている品種は、コシヒカリ、キヌヒカリ、もち米など。数年前コシヒカリをもとに改良したミルキークイーンもつくっています。同じ品種でも、土地によって米の味は変わるもので、ここら一帯の田んぼは員弁川のそばにある神田池から農業用水を引いていて、この水の質が米づくりに適しているんです。
また土から米に栄養をたっぷり供給できるよう、生物由来の有機物を多く含んだ有機肥料も使っています。水に恵まれた土地で、土壌の栄養状態にも気を配り、おいしい米づくりに励んでいます。
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おすすめの食べ方はありますか?
もちろんそのまま炊いていただくのが一番簡単でおいしい食べ方ですが、品種ごとの個性を利用した食べ方も試してみてください。例えばミルキークイーンは粘りが強くもち米に近い食感で、個性が際立っています。うちではコシヒカリやキヌヒカリに、このミルキークイーンを少し混ぜるのが定番の食べ方です。配合比率は、いつも食べているお米2に対してミルキークイーンが1ぐらい。食べ慣れた味わいに変化が生まれて、一段とおいしくなりますよ。
三重県にお住まいのみなさんにメッセージをお願いします
自分が住む土地と同じ自然環境でつくられたものが一番おいしいし、体にも合う。私はそう思っています。三重県は山もあり海もあり豊富な食材に恵まれていますから、地元のお米と一緒に地元のおいしい食材をたくさん味わって欲しいですね。三重県に住む農業従事者として、食を盛り上げ地元に目を向けてもらうことが、人の流出を食い止めたり、地元に戻って来る人を増やすことにつながるのではないかと思っています。食を通じて地域の活性化にも貢献していきたいですね。
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