生産者インタビュー

伊勢海老

宮本伊八氏

宮本 伊八 氏鳥羽磯部漁協 組合員

石鏡(いじか)漁港で水揚げされる海産物は
アワビ、ヒラメ、サザエなど高級食材も多く、
なかでも伊勢海老は最たるもの。
10月に伊勢エビ漁が解禁されると、
漁師歴50年の宮本伊八さんも毎日早朝から船を出し、
漁場に向かいます。
長年鳥羽の海と海産物に携わってきた宮本さんに、
石鏡の伊勢海老の魅力についてお話しをうかがいました。

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石鏡漁港で水揚げされる伊勢海老の特長は?
鳥羽の伊勢海老は、何と言っても断然おいしいですよ。まず色味が全然違います。うちで獲れたのは赤みが強くて艶もいい。もちろん味も甘みが強くて濃厚ですから、満足感が違います。餌の違いもあると思いますが、鳥羽の海は水温が下がるのが早い、これが大きいと思います。伊勢海老漁は毎年10月1日に解禁されて4月いっぱいまで続き、なかでも正月を越したあたりからさらにおいしくなるので、楽しみにしていてください。
おすすめの食べ方は?
お造りも甘みがあっていいんですが、私たち漁師は味噌煮にして食べています。普段はカワハギ、ガシラ(カサゴ)そのほかいろいろな魚介類を大根、玉ねぎ、白菜と一緒に煮ています。脚が取れて商品にならない伊勢海老があると味噌煮に入れることもあって、これがまたおいしいんです。漁師としては浜で食べるのが一番ですが、もちろんご家庭でもおいしく食べていただけると思います。殻のまま入れて煮るだけなので、手間もかからず簡単にできますよ。
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三重県にお住まいのみなさんにメッセージをお願いします
私たちは獲れる魚があるときは休みなく毎日漁に出ていますが、コロナ禍で市場に買い付けにくるお客(仲買人、流通業者)が来なくなり、漁師も海女も漁に出られない日が続いていました。漁に出たとしても魚の値が下がって苦しい状況が長く続き、昨年は10月頃になってやっと復調の兆しが見え始め以前と同じぐらいの値が付くようになってきましたが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。少しでも三重県の水産物・農産物の活性化を促せるよう、生産者の一人として地産地消に貢献したいと思っています。